生きることにおける理論と実践

日常生活が下手すぎる人間が、いろんなコンテンツを摂取しながら、生きることについて考えては実践し、実践しては考えるブログ。迷いながらも少しずつ進めたらいいね。

今年の総括 2021

年末ですね。レロこと中村香住です。

いろんな意味であんまり仕事納まってない(まあ仕事納めという概念がない仕事だからというのもあるが…)ですが、毎年恒例(と言いつつ2020年は書いてないことが調べたらわかったけど)、今年の総括記事をともかく書きたいと思います。

 

 

適応障害の診断を受けて休職していたこと

今年は、3月末から9月末、いや10月の途中ぐらいまでは、ずっと心身の調子を崩していました。診断名としては「適応障害」でしたが、自分の状態に関する自己認識としてはガチ鬱っぽい時もあれば躁鬱(双極性障害)っぽい時もあり、とにかくなかなか困難な年でした。
精神科の病気の原因は一つに特定できるものではないですが、過労傾向だったことは間違いなく良くない方向に作用したと思います。

 

しかし、10月の後半に元気になった時は、けっこう急にモードが切り替わって、「あ、これはいける、朝起きられるし朝から仕事できる」という感じになりました。不思議なものです。

結局治療過程の何が良かったのかはわかりません。9月から本格的に体調を崩したのでほぼ毎日寝込んでいたのが「休む」という意味では結果的によかったのか、あんまり効いている実感がなかった薬だけれど長期的に続けていたことでここにきて効果が出たのか。いろいろ謎ではありますが、とりあえず「何もせず横になっていること」はメンタルを治すうえでは本当に大事なんだなとは思いました。それをした期間が長くなってきたことが、結果的には元気に、というか普通の状態に戻ることへの助けになったように思います。

適応障害の診断を受ける直前、本当に「限界」だった時は、文章を書くことはおろか、文字を読むことすら、目が滑りまくってしまって全然内容が頭に入ってこなくてまったくできませんでした。これは研究者としては致命的で、本当に焦りました。でも、今、6ヶ月の休職期間が必要だったけど、それを終えた今、こんなに気軽に文章(まあこの文章はブログの文章だからお仕事で書く文章とはまたちょっと性質が違うとはいえ)が書けるようになっていることには、端的に驚きます。あんなに「もう絶対文章なんて書けない」という感じの心身のヘタリ具合だったのに…。「休む」(いや正直6ヶ月間ずっと休めていたわけではないんですが、それでも普段よりは休んでいたので)ことの重要性と威力を強く実感する結果になりました。

今、もし、仕事が普段より進まないな、うまく仕事ができないなと思って焦っている人がいたら、今すぐ「休む」ことをおすすめしたいです。できればある程度の期間を確保して。とりあえず形状だけでも「休職」して、毎日タスクの締め切りに追われ続ける毎日を一旦やめるだけでもずいぶん違いますし、できればさっきも言ったように「何もせずに横になる」時間を作れると、徐々に本当に良くなってくると思います。

 

私は2018年に一度大きなうつをやっています(参考記事:「うつになったこととそれを少し抜けたこと」)。この時も、自分の自覚としては、2017年の過労、というかもはや限界のような働き方(2017年の総括記事で自分で「倒れそうなところをどうにか倒れてしまわないようにしながらどうにか生きている」って書いてて、今読んだら笑えない)が大きな原因の一つだったと感じていました。それなのにまた、それに近い追い込み方をしてしまっていたのは、大きな反省点です。

よって、これからは「私は基本的にすごく働いている人間である」という自己認識を持たなくてはならないんだなと思いました。実際この自己認識は今もあまりちゃんと持ててはいなくて、つい「みんなの方がもっと働いているだろう」と思ってしまうのですが、外から客観的に見たら私はすごく働いている人だと認識されることが多いようなので、きっとそうなのだろうとちゃんと納得できるようになりたいです。

そして、その自己認識に伴い、ちゃんと休みを取ること。上手く休むことは自分の中で永遠の課題(常に苦手)なのですが、最近はとりあえず昼寝をすることを心がけ(?)ています。朝型人間で朝早くから仕事してしまいがちなので、その分、日中に少し昼寝しないと夜まで持たないというのもあります。あと、昼寝するととりあえず認知資源が復活して、仕事して疲れた頭が少しは働きを取り戻すというのもあります。他には、「仕事をしない日」をできれば一週間に一回とか作りたいんですけど、これはなかなか上手くいきませんね…。つい細々とした作業をしてしまうことが多いです。してしまったほうが楽だからという理由も大きいのですが。

 

2021年の重要なお仕事振り返り

そんな中、結局、お仕事もなんだかんだ結構していました。お仕事をすることでまた過集中してしまって調子を崩すことにも繋がりかねないので気をつけなければならなかったのですが、それでもいくつかの重要な仕事ができたこと自体はよかったと思っています。

特に大きかったお仕事は、一つは田中東子編著『ガールズ・メディア・スタディーズ』の第4章に「メイドカフェ店員のSNSブランディング――アイデンティティの維持管理という時間外労働」を書かせてもらったこと。メイド店員のSNS労働について、「情動労働」「やりがいある仕事」「自己表象」「可視性のエコノミー」などの概念を用いながら、インタビューデータを分析したものです。メイドカフェ研究の本格的な論考が共著で出るのは初めてだったので、たいへん嬉しく、ありがたかったです。いくつかのメイドカフェ(カフェ メイリッシュ、橙幻郷、名古屋のPaletteMaidcafeなど)にも置いていただいてますので、ご興味ある方はぜひお手にとっていただければと思います。

もう一つは、『現代思想』2021年9月号 特集=〈恋愛〉の現在に書いた、「クワロマンティック宣言――「恋愛的魅力」は意味をなさない!」です。こちらは予想以上に幅広い方に読んでいただけたようで、大変嬉しく思っています。そもそも日本にはほとんどきちんと紹介されていなかったquoiromantic概念(「恋愛的魅力」や「恋愛の指向(romantic orientation)」といった概念自体が自分にとっては意味をなさない・適さないと感じるアイデンティティ)を紹介できたこと自体も良かったです。そのご縁で、苔さん主催の「ウチらのサイゼ会」Twitterスペースにお招きいただき、お話しできたこともよい経験になりました。

 

2021年の重要なコンテンツ振り返り

コンテンツ的な意味での2021年の振り返りは、「コンテンツ地獄」という企画(出演者各々が2021年に摂取したコンテンツベスト3を持ち寄って話す企画)で行いましたので、そちらを参考にしていただければと思います。

 

【みんな元気?】年末配信! 20時間コンテンツ地獄【day2】
(中村香住(レロ)出演シーン:4:33:33頃〜)

youtu.be

 

コンテンツ地獄で私が紹介したコンテンツに関しては(私以外の分もですが)、トークンさんが番外編まで含めてツイートスレッドにまとめてくださっているので、そちらを貼っておきますね。(トークンさん、本当にありがとうございます…!)

 

2021年の月ごとの活動振り返り

2021年の各月ごとの活動(仕事も趣味もその他も全部一緒くたに)の振り返りは、Twitterのほうに投稿しましたので、そのツイートもここに貼っておきます。

 

感謝と2022年に向けて

そんなわけで、2021年もみなさん本当にお世話になりました。

2022年こそは、持続可能なお仕事や活動の仕方を心がけつつ、無理しすぎない範囲でいろいろと成果を出していけたらなと思っています。

私に関わってくださっているすべての人に感謝していますが、特に、クワロマンティック的な意味における「重要な他者」の皆さん(別称:保護者の皆さん)には本当に本当に感謝しています。また保護者会(私のいろんな保護者が集まる会…)やろうね。みなさんがいることで、私は仕事も活動もオタ活もその他諸々もできています。本当にありがとう。

2022年が、このブログを読んでくださっているみなさんにとっても、良い年、健やかな年、穏やかな年になりますように!

東京ディズニーランドホテル「カンナ」 クリスマス・プレリュード スタイリッシュカンナ 食レポ

※本記事は、ディズニー関連ブログ Advent Calendar 2021の12月20日(月)に参加しているブログ記事です。

 

こちらは、2021年12月9日(木)に食べた、東京ディズニーランドホテルのレストラン「カンナ」のクリスマスディナーメニュー、「クリスマス・プレリュード スタイリッシュカンナ」の食レポ記事になります。

とはいえ、私が月一ペースの「常連」レベルで通っている大好きなレストランであるにもかかわらず、このブログでは今までカンナについて取り上げたことはなかったので、念のため、カンナがどんな場所かについてごく簡単に紹介してから、食レポをしたいと思います。

 

カンナは、公式サイトによれば、「「ヘルシー&ビューティー」をテーマにしたスタイリッシュな創作料理がコーススタイルでお楽しみいただけます。素材本来の味を引き出した料理をご堪能ください」といったレストラン。私の解釈を入れて少し言い換えると、使っている食材は野菜やハーブ&スパイス、特にアジアやエスニック料理で使うようなヘルシーなものが多いのですが(もっともフランス料理に特徴的な食材が使われることも結構あります!)、調理方法や提供方法はフランス料理のコース仕立てになっている、という感じです。

カンナには実は「エッセンス・オブ・スタイリッシュキュイジーヌ」というサブタイトル(?)がついているのですが、この「キュイジーヌ」はフランス語で「料理」という意味です。あくまでもフランス料理の方法論をベースに、ヘルシーで「スタイリッシュ」なコース料理を提供するというカンナの気概が見えます。

www.tokyodisneyresort.jp

 

創作料理というと、あまり良いイメージを持たない人も多いかもしれません。私もかつてはそんな一人でした。それは、世間一般でよく見る「創作料理屋」の多くが、値段が高いわりにあまり美味しいわけでもない、強い言い方をすればぼったくりに近いようなお店だからだと思います。しかし、カンナの料理を経験して、「本当に美味しい「創作料理」ってあるんだ」と考えを新たにしました。

このあと紹介するメニューを読んでいただければわかると思うのですが、カンナはいつも、食材や調味料の組み合わせが衝撃的です。自分では天地がひっくり返っても思いつかないであろう組み合わせを提案してきます。しかし、その食材のマリアージュが、驚くほどいつも必ず美味しいのです。カンナなら絶対に「外さない」という安心感があります。

 

また、野菜やハーブ&スパイスなど「草類」の食材があまり得意でない方も、基本的には安心して食べられるかと思います。なぜなら、野菜が得意でない友達やハーブが得意でない友達を連れてカンナに行ったことが今までに何度もありますが、そのたびに「野菜は/ハーブはふだんは食べられないのに、カンナだと食べられる!」と言われるからです。おそらく、食材自体が良いものを使っているのと、味付けや調理の仕方がその素材の旨みだけを引き出す形になっているので、逆にその食材が苦手な人でも食べられるのかなと思っています。

 

カンナは、入口が高級感あふれる赤で一面彩られていることや、そもそもの価格帯が高い(現在はランチが6500円〜、ディナーが10000円〜程度)こともあり、「敷居が高い」と言われがちなイメージがあります。ごくたまにテレビ番組などでカンナが紹介された際にも、ツイートを検索していると「お値段が高くてなかなか…」「敷居が高くて入れない」という意見をみかけることがあります。

確かにお値段はディズニーホテルのレストランの中でもなかなか張るほうではありますが、この値段に見合った「感動」が必ず訪れることを私が(勝手に)約束します。一度行ってさえもらえれば、この言葉の意味が絶対にわかるはずです。食事面での感動は上記に書いたように当然ありますし、キャストのホスピタリティあふれる接客、丁寧な料理説明も、他のレストランとは一線を画するところです。そして、高級感あふれる外装・内装とはいっても、ディズニーホテルのレストランですから、ファミリー層も多く訪れますし、カンナの大ファンとしてはぜひ気軽に行ってみていただきたいなと思うところです。

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そんなわけで、前置きが長くなりましたが、早速、2021年度のカンナのクリスマスディナーメニューの一つ、「クリスマス・プレリュード スタイリッシュカンナ」の私なりの食レポをしていきたいと思います。こちらのメニューは、2021年11月1日(月)〜2021年12月17日(金)に、13,000円で提供されていたものになります。

まずはメニューの全貌を紹介します。

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それでは、一つ一つの料理の実食レポートを以下に書いていきますね。

 

ホロホロ鳥リエットとビーツメレンゲ ピタヤとマスタードのジャム

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まずはアミューズです。

一番下には、ライ麦で作られた生地があります。生地のうえに乗っている赤いソースは、ピタヤ――一般的によく知られている名称で言うとドラゴンフルーツ――でできています。

その上に乗っている、3つの茶色いムースがホロホロ鳥のリエットです。そこに刺さっているピンクの棒が、ビーツで作ったビーツメレンゲになります。

ピタヤでできたソースの酸味と、ホロホロ鳥のリエットの旨みやほろ苦さが驚くほどよく合って、感銘を受けました。

 

ズワイガニ根セロリムースのカネロニ仕立て ムール貝キャビアシャンパン風味で

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冷前菜。

カネロニ仕立て」とは、イタリア語で「大きな葦」を意味する円筒形のパスタのように、棒状に仕立てるという意味。ここでは、ズワイガニ根セロリのムースを合わせたものが棒状に仕立て上げられています。その周りを包んでいある赤いゼリーシートは、リンゴでできたもの。

左下に見える、白い泡状のフォームは、ムール貝でとった出汁やシャンパンの泡を合わせたものです。
そして、右下に見える緑のピュレ、こちらはなんと、蓼(たで)を使用したピュレとのこと!実際、ピュレだけで食べてみると、ちゃんと辛味がして、その鮮烈さに驚きました。蓼というと、鮎料理に合わせるイメージが強かったのですが、カニにもちゃんと合うんだなあ。

そして、この蓼のピュレと、リンゴのゼリーシートが意外にも合う…!辛いものと甘いものでちゃんと合うのか半信半疑だったのですが、言葉ではなかなか言い表せないような調和感がありました。もちろん根セロリのムースと一緒だったおかげもあるとは思いますが。

カンナではいつもアミューズや前菜に特に感動することが多いのですが、今回私と友人が一番感動した一品は、この冷前菜でした。言うまでもないことですが、リンゴのゼリーシートの赤と、蓼ピュレの緑で、クリスマスカラーを演出しているのも憎かったです。

 

■パン

f:id:rero70:20211220094306j:plainメニュー表には記載されていませんが、このスタイリッシュカンナのコースには、毎回パンがついてきます。

一番上のお皿の中に入っているのは、フムスといって、ひよこ豆のペーストとオリーブオイルを合わせたものです。カンナではこれにパンをつけて食べるのが鉄板の食べ方となっています。

パンは二種類。下の「CANNA」と刻印されているパンはフォカッチャ。上のパンは、今季から新しくカンナに仲間入りした、穀物のブレッドです。噛むと、穀物の甘味がして、噛めば噛むほど美味しいパンでした。

 

■ラングスティーヌとポルチーニ茸のブリック包み 金時豆のブレゼ 甲殻類フォーム

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温前菜。

オレンジ色の甲殻類のフォームの中に、金時豆のプレゼが入っています。

お皿の右上に乗っているのは、ブリックという揚げ春巻きのようなもの。中には、ラングスティーヌという手長海老とポルチーニ茸が入っています。

お皿の縁には、ピメントエスプレットというバスク産の唐辛子と、ミモレットチーズが置かれています。このピメントエスプレットが、香り豊かで、辛すぎず柔らかな辛味を持っており、甲殻類のフォームにたいへんよく合いました。唐辛子ひとつをとっても、料理に完璧に調和するように種類を細かく選ぶ、プロの仕事でした。

 

■マトウ鯛のポワレ カスベと下仁田ネギの餡 抹茶香る雪塩を添えて

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続いては、魚料理。

マトウ鯛のポワレの上には、北海道の方言で「カスベ」と呼ばれるエイヒレの一夜干しや、群馬県甘楽郡下仁田町の名産物である下仁田ネギを使用した、昆布餡がかかっています。

左下には湯葉のロール。その横には、抹茶を使用した雪塩が置かれています。

また、奥に見える緑色のピュレは、ネギと味噌を抹茶風味に仕立てたピュレ。

全体的に、上から柚子のゼスト(外皮のすりおろし)がかかっています。

こちらのお料理は、昆布餡の美味しさと、その餡と抹茶との相性の良さに驚かされました。全体的に、抹茶の美味しさを堪能できる魚料理(こう書くと、字面だけ読むと不思議な感じがしますね)でした。

 

■牛テンダーロインのグリル 根菜ピュレ トリュフを挟んだブリード・モーとマデラソース

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ついに、メインの肉料理。

牛テンダーロインのグリル、この日は青森県の和牛が使用されていました。

上に乗っている、パリのブリ地方を代表する白カビタイプのチーズ「ブリード・モー」は、中にトリュフが入っています。

それから、カンナではわりとお馴染みの、フランス料理でよく使われる、マデラ酒を使ったマデラソースがメインソースとして使われています。

さらに、左奥に見えるオレンジ色のものは、ニンジンやパースニップ(ニンジンに似た根菜)を使った根菜のピュレ。

付け合わせの野菜には、カブのソテー、ダイコクホンシメジ、紫ジャガイモ(「紫芋」ではなく、「紫ジャガイモ」だそう。シャドークイーンと呼ばれることもあるようです)など。

カンナの肉料理は、あまり肉の重たい感じが得意ではなくてコース料理で肉を残しがちな私でも、いつも美味しく食べきれるのが特徴です。それは肉自体の質の良さと、味付けの機微に起因するものでしょう。今回は、ブリード・モーチーズに入っていたトリュフの風味とマデラソースがたいへんよく合って、唸りました。根菜のピュレも、これを使って根菜のスープを作ったらとても美味しいのでは?というぐらい濃厚で、かつ野菜由来の軽やかさで肉の重さを和らげてもくれて、素晴らしかったです。

 

■ピスタチオモンブラン エスニックスパイス香るオレンジシャーベット

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最後は、なかなかクリスマスらしいデザートが出てきました。

ピスタチオを使用したクリームで作られたモンブランは、クリスマスツリーをイメージしたもの。中にはシャンティというフランスで使われる生クリーム・ホイップクリームのようなものが入っています。ピスタチオモンブランの土台の周りはチョコレートでできており、中はムースとクッキー生地で構成されています。

左手前には粉状のホワイトチョコレートを配置して、雪をイメージ。

右手前には、オレンジのソルベにエスニックスパイスを加えたもの。

四角い透明なゼリーは、ラムを使ったゼリー。周りにはイチゴ、スグリが飾られ、皿の縁にはラズベリーのソースが置かれています。

いわずもがななクリスマスモチーフ・クリスマスカラーの一品ですが、個人的にはオレンジソルベに一番感動しました。エスニックスパイスとオレンジがまったく喧嘩せず、むしろオレンジの爽やかな甘みを引き立てていて、こんなに美味しいか、と思った次第です。ピスタチオクリームのモンブランやその中に入っているシャンティがなかなか濃厚だったので、箸休めにもなってくれて、バランスも良かったです。

 

■コーヒー または 紅茶

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カンナのコーヒーまたは紅茶はかなり幅広いメニューから選択できるのですが(ブラックコーヒーやクラシックな紅茶のみならず、カフェラテやカプチーノ、中国緑茶にマンゴーの花やバラの花のフレーバーをつけたモルゲンタオ、ルイボスティーをベースにハーブを配合したウェルネスティーなんかも選べます)、私は今回はデザートに合わせてダージリンティーを選択しました。

また、こちらもメニューには記載がありませんが、コーヒーまたは紅茶に合わせて毎回異なるお茶菓子が提供され、今日はどんなお菓子が食べられるかな?と考えるのもスタイリッシュカンナコースの楽しみの一つです。今回は、チョコレートボンボンをいただきました。

 

番外編

■和酒カクテル ¥1,700

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こちらは、ディナーコースには含まれていませんが、2021年11月1日(月)〜2021年1月31日(月)の期間、提供をしている、今季の和酒(わしゅ)カクテルです。(つまり、まだ今からでも飲めます!)

今年度(2021年度)、カンナでは、年間を通じて、日本のお酒や日本で作られたリキュールを使用した和酒カクテルを提供しています。Nさんというキャストさんが、季節ごとに工夫を凝らして、毎回新しいカクテルを考案しています。

今季は、和酒の柚子リキュール(写真右のもの。商品名としては「ドーバー 和酒 柚子」)、ジン、レモンジュース、柚子茶、柚子ピールをシェイカーに入れてシェイクした、徹底的に柚子の味を堪能できるショートカクテルが用意されています。Nさん曰く、柚子ピールを最後に入れてシェイクすることで柚子の風味がさらに全体に広がる点がこだわりだそうです。

本当に柚子を丸ごと味わえて素晴らしいのですが、柚子リキュールとジンが両方入っているショートカクテルであることからもわかる通り、結構アルコール度数が高いので、お酒に弱い方は気をつけて(水をたくさん飲みながら!)お飲みください。私もそうしました…(笑)。それでも飲む価値はある美味しさです!

 

たいへん長くなってしまいましたが、カンナの料理やドリンクへのこだわり、伝わりましたでしょうか。今回紹介したクリスマス前期メニューはもう提供終了してしまいましたが、どの季節のメニューもそれぞれに工夫が凝らしてありますので、ぜひ次の季節にはカンナを訪れてみてはいかがでしょうか。

カンナは、ディズニーホテルのレストランの中では比較的予約が取りやすいほうだというイメージがありますが、心配な方は念のため、早めに来店日時を決めて、予約開始日時である2ヶ月前の10:00から予約を試みると安心かもしれません。そうでなくとも、比較的直近の日程でも空いている場合もあります。また、ぽこっとキャンセルが出て枠が空くこともありますので、いずれにせよこまめに東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイトを覗いてみるのがおすすめです。

ぜひ、少しだけ勇気を出して、新たな食体験の扉を開けてみてください。これを読んでいるあなたと、カンナの至高の食事について語り合える日が来ることを楽しみにしています。

TrySailのライブを最前列ドセンで見たこと

こんなこと今後の人生でもう二度とないかもしれないので、備忘録として書きます。

※念のため、TrySailを知らない方へ。TrySailミュージックレイン所属の声優である麻倉もも雨宮天夏川椎菜によるユニットで、アーティスト活動を行っています。公式によれば「トライアングルガールズユニット」らしい。公式サイトはこちら。

TrySail Portal Square (トライセイルポータルスクエア)

 

2021年11月11日(木)の夜、私は次の日に参加する「LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"」東京ガーデンシアター公演1日目の電子チケットを確認していた。

そこには「アリーナ Bブロック1列目11番」と書いてあった。もしかして、と思ったが、東京ガーデンシアターの座席表を見る限り、ステージとBブロックの間にXBブロックなるものが7列ほどありそうだったので、あまり期待はしていなかった。それでもなかなかいい席だな、すごい、とは思った。

 

日は変わってライブ当日の2021年11月12日(金)。

開演前にトラセ女ヲタ友達たちと話していて、「席、アリーナのBブロック1列目らしいんだよね。まあその前にXBブロックってのがあるらしいけど…」とこぼしたら、ある人が「もしかしたら(一番前のブロックは)潰してるかもよ。そしたら最前かも」と言った。私は、え、そんなことある?という気持ちと、いやあり得るかもしれないよな、今回のツアーのセット結構縦幅とるし…という気持ちが混在して、期待半分、でも期待しすぎると落胆も大きくなるのでこの時点では席のことはあまり気にしないように努めていた。

 

ようやく開場して、アリーナAL3扉を通って席を探した。

最初に目に飛び込んできたのはAブロック。その時点で(XAブロックがなかったので)自分の席が最前列であることを確信した。そのまま中央に進むと、Bブロック。

東京ガーデンシアターのアリーナの座席は、大まかに下手側からAブロック、Bブロック、Cブロックだった。(下記図参照)

https://www.music-mdata.com/seat/27706.pdf

この座席表のような配置で、XA・XB・XCブロックは潰れていて、そして私はBブロック1列目11番。

これは紛れもない、最前列センターだ。完全にステージの0番(中央位置)の真前だ。ゼロズレだ。ゼロズレすぎる。

さすがに興奮した。実際に座ってみると、当然のことだが遮るものが何もない。自分とステージの間に見えるのは、モニターに映像を抜く用のビデオカメラと、ツアー写真集用の写真を撮っているカメラマンさんだけ。こんな状態で、この距離で、TrySailの3人を目の前で見たら、どうなってしまうんだろうと思った。連番相手の悪友氏(悪友氏については過去に書いたこの記事参照)は、「私今日死ぬのかな……」と彼方を見つめてつぶやいていた。

 

興奮しつつも、Re "Bon Voyage"にかけて(だと思う)会場に流れているイタリア民謡のBGMを聞くことで、ムードを感じて少し心を落ち着けた。それでも動悸は止まらない。でも努めて平静を装おうとした。

開演が押していた。開場が押していたので無理もなかった。開演時間定刻は18:30だったが、結局18:40を少し過ぎた頃に客電が落ちて、ライブが始まった。その間ずーっとそわそわしていた。

 

そこから先は、正直記憶が定かではないところが多々ある。連番していた悪友氏もツイートしていたが、「最高の瞬間が次から次へと襲って」きて、ライブが終わった頃には細かい記憶は遥か彼方にいってしまっていた。

自分たちの前にサイリウムの海も見えず、ただひたすら目の前で展開するTrySailの3人の変幻自在なパフォーマンスをまなざすことしかできない状態に置かれた私は、その光景を目に焼き付けなければ、そしてこんな体験をすることはもう二度とないかもしれないのだから今この瞬間を十全に楽しまなければという気持ちでいっぱいで、目の前でいろんなことがたくさん起こったにもかかわらず、それを頭の中の記憶装置にメモする余裕はまるでなかった。

ひたすら振りコピをいつも以上に頑張りながら(やっぱり演者が目の前にいると、単純に身体の動きがよく見えるのもあって振りコピしやすくて、しかも振りコピしてるとレス的なものをもらえたりもするし、ついつい目の前のメンバーの身体の動きに自分を同期させようと普段以上に頑張ってしまった)、自分の手振りとサイリウムにすべての気持ちを乗せて、「今、ここ」しかないライブの時間を楽しんだ。

 

ただ一つ、強烈に印象に残った、最前列を経験してみて初めてわかったことがある。

それは、TrySailの3人は本当にちゃんと客席に「レス」を送っているということだ。それだけならまあ当然かもしれないが、それもかなり細かく、「今はこの人に」と一回に一人ずつを狙い撃ちにしてレスを送っている。そのことが今回本当によくわかった。

最前列にいると、どのメンバーがどのあたりに(場合によっては「誰に」)レスを送っているのかがよくわかる。自分に送られている時もわかるし、隣の悪友氏に送られている時もよくわかった(「ひだまりの場所」で悪友氏が夏川椎菜さんから明確に微笑みかけてもらって、悪友氏が涙ぐんでいた時には、隣の私までうるうるしてしまった)。そこまで細かくはなくとも、今は私の斜め後ろあたりに送っているな、今はアリーナではなくてバルコニー席の方の誰かに送っているな、というのが驚くほど手に取るようにわかるのだ。

レスをもらった気がしても、普段であればヲタク特有の「いや勘違いかもしれない…」精神が頭をもたげるわけだが、最前列にいると、遮るものが何もないので勘違いのしようがない。一方で自分たちのほう(下のほう)を見ていない時=遠くのほうにレスを送っている時がよくわかるからこそ、その反対に目線を下に下げて私たちのいる位置に合わせてくれた時にも本当によくそのことがわかってしまう。

素晴らしい体験なのだけど、ある意味ちょっと怖いぐらいだった。遮るものがないというのは怖い。それは、私たちのほうからも当然メンバー3人がよく見えるが、メンバー3人のほうからも私たちのことが遮るものなく真前に見えるということなのだ。演者の側から明確に「まなざされている」と感じるという稀有な体験を、このライブの中で何回かした。

 

メンバーごとのレスの傾向もちょっと見えてきて、それも興味深かった。

私の現在の一推しである夏川椎菜さんは、最初の数曲の間は前のほうの人たち(含む私たち)に重点的に目を配ってレスを送ってくれていたように感じた。その後は、基本的に、少し遠くの人たちに目線を合わせにいっていることが多いように思った。それは意識的に、遠くの人にもパフォーマンスをちゃんと届けようとしてやってるんだろうなと思った。夏川さんは、指差しをしたり、目を細めた笑顔を向けてくれたりすることで、レスをする時にはかなり明確に「この人」とわかるようにやってくれているように感じた。

雨宮天さんは、振りコピをしていると大変喜んで「いいねいいね!」という感じの表情でレスを送ってくれることが多かった。客側の動きが特によく見えるのは前のほうの席なので、そのモードの時はわりかし前のほうの人たちを見てくれていたことが多かったと思う。一方、もちろん後ろの人たちにも目配せは忘れておらず、主に拳を突き上げて「はい!はい!」と煽る時や、あとは天さん名物のアンコール等での大きな動きで手を振るやつの時などに、上の方の隅々まで目線を配っていることを感じた。

麻倉ももさんは、教科書のように基本に忠実に踊る人で、その完成度高いパフォーマンスが魅力の一つなのだけど、だからこそ明確にレスを送るというような場面は他の2人に比べると少なめだったようにも感じた。ただ、正直それは私が夏川椎菜さんに気を取られすぎていて麻倉さんのことをそこまで頻繁に見られていなかっただけかもしれない。でももちろん、合間を見つけて、時々きちんとファンへの目配せも行っていた。私が見ていた限りの場面では、特にピンク(麻倉さんのメンバーカラー)のサイリウムを振っている人には、隙間時間(?)を見つけて重点的に手を振ったりなどのレスを送っていたように思った。すごく自分のファンを大事にする人なんだなと思った。

ともかく、それぞれやり方は違えど、前のほうの客から後ろのほうの客まで、できる限り平等に「見て」、レスを送ろうとしている姿に、じんわり感動した。

 

そして、これはとても重要なことだが、今後少し遠い席でライブを見る時にも、もし「今、メンバーと目が合ったかもしれない」「レスをもらったかもしれない」と感じたら、あまり「勘違いかも…」などと疑いすぎず、素直に喜んでいいのだということがよくわかった。たいへん大事な学びだ。

演者は本当に、遠くの人にもレスを送っているし、目が合ったと思ったらそれは基本的には本当に合っている。

そのことを否応なく身体的に理解させられただけでも、今回、最前列ドセンでライブを見るという経験ができて本当に良かったと思うし、この経験に基づく学びをいろいろなヲタク友達に伝えたいと思った。

 

ありがとうTrySail。「生きてて良かった」と心の底から思える瞬間を体験できたこと、そのすべてを3人が形作ってくれたことに、本当に感謝しています。

最後に、完全に私的な話になってしまうが、自分に送られたと感じたレスで特に印象に残ったもののことを備忘録として書いておきたい。

「バン!バン!!バンザイ!!!」の1番サビ最後の「ババババン!ババン!バン! バン!! バンザイ!!!」のところで、右手を揺らす振りをナンちゃん(夏川椎菜さん)が一緒にやってくれたこと。アンコール後の最後の挨拶の時に3本の3色サイリウムで三角を作ったら、ナンちゃんが指で三角を作ってそれに応えてくれたこと。

「Favorite Days」のサビの「(I wanna I wanna I wanna do ぜんぶ!)」のところで、エアギターかきならす振りコピをめっちゃ一生懸命やっていたら、天さん(雨宮天さん)が目を合わせてきてくれて、「いいね!」と言うかのように微笑みかけてくれたこと。

どの曲だったか忘れたけど、思いっきり黄色のサイリウム振ってた私なのに、もちさん(麻倉ももさん)が私に向かって手を振って目線を合わせてきてくれたこと。

生涯忘れません。本当に本当にありがとう。

キャパオーバーの際の対処法[noteからの移行記事]

※こちらの記事は、noteからはてなブログに記事を統合する作業の一環で、2019年11月29日 08:09に執筆したnote記事を移行してきたものです。

 

昨夜、突然、何もかもが無理になった。いわゆる「キャパオーバー」というやつだ。
昨日中に上げるべき仕事も、プライベートやヲタ活関連のタスクもあったけど、「いやもう全部無理」となってしまった。

そうした時、どんな対処をするのが効果的か、昨日(や以前)試してみたことをもとに、記録としてここに残しておきたい。

 

何も考えない時間を作る

こういう時、とりあえずやると気持ちがマシになることは、「すべてを一旦放棄して、何も考えない時間を作る」である。
もちろん、考えないようにしようと思っても、やるべきことが頭の中に渦巻いてしまったりするのだが、それでも「今は考えなくてもいい時間なのだ」と決めて自分に暗示をかけると、ある程度は楽になる。

考えないようにするためには、「これをすれば頭の中を空っぽに(近く)できる」という行為のストックを持っておくのも役立つ。
私は、仕事と研究と趣味がつながっていることもあり、何も考えずにできること・見られるコンテンツが非常に少ない。たとえ可愛い女の子がいっぱい出てくるコンテンツを見ていたとしても、どこか分析的に見てしまいがちだからだ。
しかし、今回は、すべてが無理になった何も考えたくない辛いという話をしたら、友達が無限に声優同士の絡みのある動画を短く切り出して送ってきてくれて、その短さやテンポの良さがよかったのか、それを無限に見ることで頭をふだんの思考から切り離すことができた。ありがたや。
他には私は、『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』のなるべくギャグ要素の多い話を読むこと、ごく簡単なパズルゲームをすること、作業ゲー(具体的には一番マインドフルネスな状態になれるなと思うのは「あんさんぶるスターズ!」)をすることなどが、頭を空っぽにするために役立つ行為である。

 

とにかくキャンセル&延長

「キャンセルできることはキャンセルする、延ばせることは延ばす」も大事である。それで多少迷惑をかけたとしても、世界が終わったりはしないので。
今回は、昨夜中に上げるべきだった仕事の本当にギリギリな締切を確認して、今日の10時までに延ばしてもらった。
また、ヲタ活関連で本当はやりたいタスクがあったのだが(ファンクラブイベントで使われる質問を考えて送るというタスク)、これは諦めた。

 

キャパオーバーになったことを友達に伝える

あとは、先ほども少し書いたが、信頼できる友達に、キャパオーバーになってしまった旨をこぼすこと。
キャパオーバーなんてそんなに頻繁に起こすものじゃないので、たまにそうなってしまった時ぐらい、弱音を吐いても、友達は怒らないはずだ。

とりあえず自分の状況を信頼できる人に伝えておけば、何かあった時(あると困るのだが)にも安心だし、キャパオーバーで煮詰まった頭では思いつかなかったような対処法や視点を提供してくれる時もある。
何より、自分ではなかなか思えない「頑張りすぎだよ」「休もう」といった言葉を人からかけてもらえると、想像以上に安堵できる場合がある。こうした言葉をかけてもらうことは、決して恥ずかしいことではないと思う。

ちなみにこれは諸刃の剣だが、私はSNSにもキャパオーバーである旨を書くことが多い。
これは、私のSNSは半分ぐらい仕事ツールとして機能しているので、仕事先の方たちにも状況を知ってもらうためだ。

 

「緊急避難」「逃避」として休む

もちろんキャパオーバーになんてならないほうがいいし、ならないようにスケジュールを組むべきなのだと思うが、それでもキャパオーバーになってしまった時は、「緊急避難」「逃避」というのを基本的な考え方にしてよいのだと思う。
とにかく、無理な時は無理なのだ。

本当に物理的に倒れてしまう前に、倒れた時にするような緊急的な休み方をしよう。

『オーシャンズ8』300字レビュー(『「百合映画」完全ガイド』未収録原稿)[noteからの移行記事]

※こちらの記事は、noteからはてなブログに記事を統合する作業の一環で、2020年6月27日 11:11に執筆したnote記事を移行してきたものです。

 

本日2020年6月27日、私も執筆者の一人として参加している、星海社新書『「百合映画」完全ガイド』が発売されます!
300本超の百合映画を紹介・レビューしている本ですが、盛り込めなかった作品もまだまだあります。

ここではその中から、校了に間に合わず本誌掲載が叶わなかった、中村香住執筆の『オーシャンズ8』の300字レビューを公開したいと思います。

 

人種も年齢もさまざまな女性が集まって、抜群のチームワークをもって大仕事を成し遂げ、さらには男性への復讐まで果たす、痛快な作品。デビーが旧知のルーを強盗計画に誘う際の「(この計画の)すべてのステップであなたが一緒だわ」「おおハニー、それ、プロポーズ?」「まだダイヤがないわ」という会話は、犯罪のパートナーとして口説いているのだろうが、レストランでのひそひそ話で距離が近いこともあり、さながら恋人に対しての口説き文句のよう。強盗を始める直前、デビーが「この世界のどこかで犯罪者を夢見る8歳の少女、彼女のためにやろう」と言うように、この映画は女性として生きることの困難さを一瞬でも吹き飛ばそうとしてくれる。
(監督:ゲイリー・ロス/2018年/アメリカ/110分)


こんな感じで、様々な書き手によるいろいろな百合映画のレビューが、作品によって多少異なる分量で掲載されています。
「こんな作品も?」という作品も掲載されていますので、玄人の方にもお楽しみいただけるのではないかと思います。
百合が好きな方も、映画が好きな方も、ぜひお手に取ってみてください。

 

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2020/4/15 私の人付き合いについて[noteからの移行記事]

※こちらの記事は、noteからはてなブログに記事を統合する作業の一環で、2020年4月15日 08:02に執筆したnote記事を移行してきたものです。

 

昨夜、7年以上の付き合いの、大好きな、もはや身内だと思っている友達と3時間近く電話した。
その中で大事な発見があったので、プライバシーに関わらない範囲で書き留めておく。

どうも、私の友達の作り方は独特らしい。
世間では、3人グループとか4人グループとかを作って、その中で友達と仲良くするということが結構あるようだ。
しかし私はこの「グループ単位での人付き合い」みたいなのが本当に苦手である。高校生までは仕方なくやってたけど、大人になってからはグループ付き合いみたいなのはほとんどやってこなかったと思う。

これは私の特徴だと思うのだけど、誰かとちゃんと向き合おうと思ったら、どうしてもどこかのタイミングで一対一で深く話す必要が出てくる。そして、一対一の中で深まった関係性は、他の関係性と接続させることが結構難しいことが多い。
というのも、一人一人と真剣に向き合って関係性を構築した場合、Aさんと私の間にある文脈と、Bさんと私の間にある文脈はかなり異なってくるからだ。
私は、コミュニケーションが得意ではないなりに、一対一の関係性の中での機微みたいなものはなるべく感じ取って、距離感を推し量って立ち回ろうと努めているつもりだ。しかしそれは単線的な運動であるからまだできるのであって、例えば3人グループでAさんともBさんとも共有できる独自の文脈を構築しつつ、自分と2人それぞれとの関係性や場合によっては2人同士の関係性まで同時にマネージするというのは、かなりの神業のように感じてしまう。

でも、これは、友人一人一人とあまりに個別の関係性を作り、かなり強くて深い個別の文脈を生み出しているからそう思うのかもしれない。
いや、私としてはみんなそうだろうと思っていたのだけど、どうやらそうでもないみたい…?
私は相手の性質や思考に合わせて関係性の作り方自体をかなり変えるのだけど、そしてそれが一人一人との固有の文脈を生み出しているのだと思うけど、別にそんなに人に合わせて人付き合いのやり方は変えないよという人も多いのかもしれない。これはどちらがいいという話ではなくて、単なる違いである。

あと、どうも私には、「うわべだけで話す人のうわべを突破する」力があるらしい。
そう言われてみると、確かに、私が本当の意味で人と仲良くなる時は、いつもどこかのタイミングで「うわべを突破」している気がする。
私が非常に親しくなる相手というのは、大抵、本当は思っていること考えていることがかなりきちんとあるが、普段の社会生活ではそれをなかなか発さない人だ。
発さない理由は色々あろうが、まず、人間に対する基本的信頼感をどこかに置いてきてしまった人が多い。そこまで言わずとも、自分が本当に思っていることを言ってしまうと面倒くさいことになるからとか、変に本音でしゃべって理解されなくて傷つくぐらいならうわべだけで話そうみたいな人もいる。しかもそれは大抵経験則に基づいているので、この認知を変えるのは至難の業だ。というか無理。
だけどなぜか私は、こういう人たちのうわべ部分を突破して、もう少し自由にしゃべってもらえるようになることが多い。なんでだろうなと。一つには、自分自身が結構最初から深めのレベルの思考をさらけ出してしまうからなのかなあ。自己開示の返報性的な?
まあでもあとは、相手に対する理解を一つ一つ積み上げて逐一言語化して確認を取る、ということをしているからかもしれない。
具体的には、一回ごとの会話の中で、相手の考え方がわかるようなヒントになるフレーズを見つけて、それをブロックとして切り出して自分の中にストックしておく。会話を重ねるごとに、ブロックを増やして少しずつ積み上げていく。そのブロックを自分なりに構造化することで、相手の考え方の全容に少しずつ迫ることができる。あとはそれを時々言葉にして相手に伝えて、微修正する。
こういうことをしていると、相手も「この人は私の考え方をある程度理解したうえで付き合ってくれているのだ」と思えるので、少しは安心材料になって自分のことを話しやすくなるのかもしれない。

それから、基本的に人に会うことがコストになりやすい人とばかり仲良くしているので、会う頻度とかはかなりバグっている。この友人とも年によるが、半年に一回ぐらいしか会わなかった年もある(個人的には3ヶ月に一回ぐらいは会いたいけどw)。連絡頻度もかなり低いと思う。これはLINEを返すのに心理的ハードルを感じる友人が多いため。
でも、いつだったかこの友人が「連絡を取らなくても友達でいられるんだとレロさんとの付き合いを通して知った」みたいなことを言ってくれた。(正確には「友達は連絡を取らなくていいんだ」だった気がするけど、この言い方は語弊がありそうなので言い換えたw)
それで、そういう関係性もあっていいよなと改めて強く思った。別に毎日LINEするだけが友達じゃないはず。そんなに会わないけど、たまに会った時にものすごくたくさん、かなり重たくて深い話をする相手というのも、立派な「友達」だろう。断続的に見えるかもしれないけど、ちゃんと関係性は継続しているのだ。

他にも大事な関係性が多方面にいろいろあるけど、私がまず一番に大切にしたいのはこういう友人との関係性だなと改めて思った昨夜でした。

2020/4/14 誕生日を迎えた[noteからの移行記事]

※こちらの記事は、noteからはてなブログに記事を統合する作業の一環で、2020年4月14日 09:46に執筆したnote記事を移行してきたものです。

 

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私レロは、今日、2020年4月14日に、29歳の誕生日を迎えた。

正直なところ、こんな状況で誕生日を迎えることになるとは、3ヶ月前、いや2ヶ月前にも予想できていなかったと思う。
ディズニーホテル(東京ディズニーランド/シーではなく、ホテル!)が全館休館になるということに至っては、1ヶ月前でさえも予測できていなかった。

今年は、自分のごく親しい友人を集めて、東京ディズニーランドホテルの私の行きつけのレストラン「カンナ」の個室で誕生日会をする予定だった。それはもう、11月から予約して、たいそう楽しみにしていた。お世話になっているカンナのマネージャーの松井さんにも居てもらう予定だった。
しかし、東京ディズニーランドホテル自体が休館になってしまったため、この誕生日会は泡と消えた。(同じ日程でオンラインで何かしたいね、とは言ってはいるけども…)

いやあ、東京ディズニーリゾートも閉まっていて、サンリオピューロランドも閉まっていて、なんなら@ほぉ〜むカフェも閉まっている誕生日なんて、誰が想像しただろうか。
しかもこの3施設、再開日が明示されていない。
この不透明な状況では、当然だと思う。でも、やっぱり、そんなはずはないのに「いつまでも再開しなかったらどうしよう」と漠然とした不安を抱えてしまう。

あと、私にとって地味に堪えているのが、全世界のすべてのディズニーパーク&リゾートが閉まっていることだ。
今回の事態は世界的な事態なので、逃げ場がない。
日本だけの災害などであれば、不謹慎な話かもしれないが、もう本当に辛くなったら「海外へ逃げてしまえ」ということもできる。しかし、今回はそれができない。
1月25日に上海ディズニーランドが閉まり、1月26日に香港ディズニーランドが閉まった時は、おお上海と香港は閉めるのか、まあそうか…ぐらいに思っていた。しかし、あれよあれよという間に、2月29日に東京が閉まり、3月14日にアナハイムが閉まり、3月15日にフロリダとパリが閉まり、最後の砦だったアウラニまで3月24日午後5時から閉まってしまった。
もちろん、だからといってパークを開けてくれだなんて思っていない。この事態に際してパークやリゾートを閉めるのは当然のことだし、責務だとも思う。
ただ、全世界のパーク&リゾートが同時にクローズしなければならないほどの事態なのだという事実に、どうにもどんよりとした気持ちになってしまう。

そんなわけで、今年は東京ディズニーリゾートでも、サンリオピューロランドでも、@ほぉ〜むカフェでも、誕生日のお祝いをしてもらうことができない。繰り返すけど、そんな年があるなんて予想もしていなかった。

でも、オルタナティブな方法として、4月11日には誰でも参加できるオンライン誕生日会をZoomで開いたり、誕生日前夜の昨日は友達とオンライン飲み会をしていてそのまま0時を迎えてお祝いしてもらったりした。
正直、やっぱりオンラインでいろんなことをやればやるほど、早くオフラインで、リアルの世界でみんなに会いたいという気持ちは募ってしまう。オンラインはオフラインの代替にはならないんだなあと、このコロナ禍で強く感じている。
だけど、オンラインにはもちろんオンラインの良さもあって、例えば前述のオンライン誕生日会では述べ20人ぐらいの、バラバラなクラスタの人たちがZoomに集まって、色々おしゃべりすることができた。この「バラバラ感」「カオス感」はオンラインだからこそ出せるものな気がする。というか、バラバラ感があっても場が成立するのがオンラインのいいところなのかもしれない。

ともかく、先が全然見えないけど、こんな状況だからこそ、コミュニケーションをとったり気にかけたりしてくれる友人には本当に助けられているし、感謝している。みんないつもありがとう。

来年2021年4月18日(日)には、無事にレロ会が開催できますように。
※レロ会とは、5年に一度開催される、レロを祝うという建前で人々が交流する大規模オフ会です。
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